不動産の物件調査に先立ち、まずは住宅地図を用意します。
物件調査にあたって、まず用意するのは住宅地図です。
住宅地図と言えば「ゼンリン」ですよね。
書籍タイプのものや、インターネットで配信されるタイプものがありますが、どちらを使用しても良いです。
住宅地図の準備として、まずやっておくことは次の三つ。
①対象物件を「中心にした地図」を準備すること。
②対象物件を中心にして「半径500m程度が確認できる地図」を準備すること。
③①の地図に対象物件の「地番」と「住居表示(不明であれば不要)」を記載する。
①対象物件を「中心にした地図」を準備すること
対象物件を中心にしてプリントアウトすることは、使用するのがインターネット版であれば簡単だと思います。
書籍版の場合、対象物件がうまく中心に記載されていないことも多いです(最悪の場合、ちょうどページの切れ目だったりします)ので、このような場合には対象物件の載っているページと、隣のページもコピーして、テープで張り合わせ、対象物件がほぼ地図の中心にくるようにして、からA4でコピーを取ります(アナログ過ぎますかね…。私はよくやりますけど…)。
②対象物件を中心にして「半径500m程度が確認できる地図」を準備すること
周辺の嫌悪施設等の確認のために準備しておきます。
③用意した住宅地図に対象物件の「地番」と「住居表示(不明であれば不要)」を記載する
地図に地番と住居表示を記載しておくと、役所調査のときに便利です。
はじめは面倒かもしれませんが、必ず毎回行うようにしましょう。
対象物件を中心にした地図を作製しておくことで、調査時に何枚も地図を見ることなく、近接地の状況をすばやく把握することが可能になります。
また、住宅地図に地番と住居表示の記載をしておくことで、役所の窓口でいちいち「地番」を確認するというようなムダな動きを防ぐことができます。
ちなみにゼンリンには、コンビニで地図をプリントアウトできるサービスもあります。
1枚400円(2023年1月現在)と少々値段は高いですが、普段はあまり取引に関与しないエリアで、住宅地図を持っていないという場合には、使用を検討してもよいかもしれません。
また、この場合、図書館で住宅地図をコピーできないか確認してもよいかもしれません。
なお、ゼンリンのサービスの中で、用途地域が表示されたものやハザードマップ等も取得できるようですが、この機能は不動産調査をするという観点では不要だと思います(そもそも役所で最新の情報を調査するので)。