日報というのは、原則として従業員が社長や上司に書かされているという印象を持っている方が多いと思います。
ちなみに、私は、社長こそ日報をつけるべきだと私は思っています。
そして、私自身も、ずいぶん前から日報をつけています。
日報をつけると、いろいろなことが見えてくるので、本当に「経営者こそ日報をつけるべき」だと思っています。
ちなみに、私がつけている日報は、毎日自分の目標を確認し、その目標に向かってしっかりと進めているのかを確認することを目的としたものです。
一方で、この記事のテーマである日報は、もっと細かい日常の「時間単位で何をしたか」を記録するための日報のお話です。
例えば、私の場合、日常的に、仕事の時間以外に、次の行動を取っています。
①サイトの記事を書く。
②宅建業法の勉強をする。
③不動産の勉強をする。
④法改正のチェックをする。
⑤英語の勉強をする。
本当はもっと細かく、全20項目前後で目標設定をしているのですが、分かりやすいものを上げると、だいたいこのような項目になります。
上記の①から⑤を見ていただければわかるのですが、私が日々行っているタスクは、特に私がやらなくても直ちに誰かにご迷惑をおかけする性質ものではありません。
そのため、以前は全20項目のタスクを全く記録もつけずに取り組んでいたのです。
結果として、毎日やることが満載でとても忙しい状態でした。
その状態で1~2年程度が経過したある日、英語力アップが頭打ちになった(TOEICの点数が伸びなくなった)のをきっかけとして、勉強時間の記録をつけることにしたのです。
また、英語の勉強時間の記録と同時にその他のタスクに関しても記録をつけることにしました。
その結果、分かったことがあります。
それは、「自分が思っているよりも、はるかに決められたタスクを処理していない」ということです。
TOEICのスコアが頭打ちになったのは、そもそも勉強時間が足りていないということだったのです。
また、不動産の勉強もやっているようで、意外とやっていないということにも気づきました。
これには、少なからずショックを受けました。
そして、次に思ったのは、「記録をつけ始めてよかった」ということです。
もし、記録をつけることをしなければ、この中途半端にタスクを処理している日々に気づくことはなかったはずです。
ちなみに、記録を付ける前のタスクの処理率では、自分の能力を伸ばすことはできず、良くて現状維持という結果になります。
つまり、ヘタをすると一生TOEICの目標点数に届かないまま毎日英語の学習に時間を投入することになり、これと同様のことが不動産の勉強でも起こるということになります。
勉強に時間を投入しているのに、点数を上げることはできないのですから、これは本当にもったいない時間の使い方ですよね。
ですが、おもしろいもので、タスクを記録し始めたとたんに、記録を付け始める前の倍くらいの割合でタスクが処理できるようになりました。
これができるようになったのは、普段の生活の中で、ムダにしている時間を明確化できるようになったからです。
あとは、タスクの内容を定期的に見直していけば良いということになります。
やはり、何事にも記録をつけるのは大事だということですね。