リプロコンサルの代表者– Author –

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等
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採用で「経験者」を面接する際の、応募者の「知識量」の見極め方について
不動産業界では、日ごろから積極的に勉強をし、知識を増やし続けている人というのは、少数派(おそらく1%未満)だというのが実情でしょう。 とはいうものの、不動産業界で10年とか20年とか仕事をしていると、「知識とは言えない雑学」のようなものをたく... -
ホワイト企業にできなくても、やる気がある人材を採用できる方法
不動産業界というと「ブラック企業が多い」という印象を持っている方も多いと思います。 その認識が正しいのかと言えば、おおむね正しいと言えるのではないでしょうか。 ちなみに、不動産会社がブラック企業化しやすい理由としては、次の2点があげられます... -
仕事ができる人とはどのような人のことを言うのか
仕事ができる人と、イマイチ成果を上げられない人がいます。 その人たちの違いはどこにあるのでしょうか。 ちなみに、サラリーマン時代の私は、営業成績は「人並み」でしたが、調査、契約業務では「社内で一番」でした。 したがって、「イマイチ仕事で成果... -
私が目指したい人物像について考える
今回は、私が目指したいと思う人物像ついて考えてみたいと思います。 私は経営者であるのと同時に、不動産流通に関する専門家であるせいか、経営と専門性の両方を兼ね備えている人に魅力を感じる傾向にあります。 キーワードは、次の二つです。 ①経営者と... -
「当社では社員教育に力を入れていますよ」が採用力を高める
不動産業界は、多くの会社が社員10名以下で構成されています。 そして、そのような規模の会社では、体形的な従業員教育などなされていないことがほとんどです。 そのため、たとえ不動産業界未経験の新入社員であったとしても、まともな教育を受けられずに... -
知らないことを知らないと言えない人には要注意
私は仕事柄人にいろいろと指摘(指導?)をすることが多いです。 例えば、私の指摘とは「この書類のここが間違えていますよ。」とか、「今回のこの説明は、宅建業法違反になる可能性があるので、この点も確認してくださいね。」というような内容が多いです... -
失敗のリスクを最小化させるためのスモールステップ
失敗にはたくさんの学びが含まれています。 ですから、若いときはたくさん失敗をしろという趣旨の発言をする人も多いです。 何を失敗と捉えるかは人それぞれですが、本来「失敗などせずに、自身の目指すところに最短で行きつける方が良い」に決まっていま... -
役職を作るといろいろと便利だという話
最近は役職を作らなかったり、社長でも「〇〇さん」と呼んだりする会社も多いようです。 確かに、役職も作らない、役職があっても「〇〇さん」と呼ぶという会社の方が、いまどきでカッコいい気がします。 ですが、私自身は役職って便利だなと思っています... -
仕事では、はっきりと言い切れる人が強い
仕事中の会話ですが、こちらの質問に対して、当たり障りのない発言しかしてこない人って結構います。 例えば、次のような先輩社員と後輩社員との会話です。 先輩:「新しく営業課長になった〇〇さんって、どうなの?仕事はできるの?」後輩:「まぁ、いい... -
そこそこ優秀だけど責任は取りたくないという社員の使い方
真面目で、言われたことをきちんと守り、仕事を覚えるのも早く、改善力もある。 こんな社員っていますよね。 当然、社長としては幹部社員として育てたいと思うのではないでしょうか。 でも、気を付けてください。 このタイプの社員には「責任を取らされる... -
老後のお金の不安はなぜ起きるのか
老後が心配だからと、若いうちからせっせと貯金をする人がいます。 最近の若い人の中には「可処分所得の大半を老後のための積立投資にあてている」という人もいて、そのような人の中には、すぐに使えるお金はほとんど投資にあてているため、現金を持ってお... -
不動産業界において重要な語彙力アップの方法について
不動産業の営業の仕事の価値は、お客様の話をよく聞き、また、お客様に専門的なことを理解していただくことであり、そのために必要なものは語彙力ということになります。 語彙力が不足すると「(お客様や役所等での)話の聞き間違い」や「(契約書等の)文... -
リプロコンサルを効果的に使っていただけるのは、どちらのタイプの方か(あなたはどちらのタイプ?)
リプロコンサルでは、不動産の物件調査や重説・売契の作成をサポートしたり、不動産会社の設立や運営に関する許認可、その他人材育成等のサポートをしています。 そのため、人に何かを説明することが多いです。 ちなみに、何人もの人に業務に関する説明を... -
安易な低価格路線を取っている不動産会社や士業が取るべき方法
私は、不動産業と、士業(行政書士業)の両方で仕事をしていますが、インターネットを見ていると、とにかく「低価格」のみを売りにして仕事を取ろうとする業者が多いことに驚かされます。 これらの業者は「安くやりますから、ウチに仕事をください」という... -
不動産業における効率的な法律の勉強法
不動産は法律でがんじがらめにされています。 なお、不動産自体もそうなのですが、不動産会社(宅建業者)も宅建業法で細かく規制がなされています。 そのため、本来、不動産会社は、宅建業法をはじめとする法令については、しっかりと勉強をしておかなけ... -
私が社会人になって勉強を始めてから、宅建士、行政書士に合格するまでの話
前回の記事では、私が中学2年生で学校の勉強を捨てたところから、どのような流れで社会人になって勉強を始めるに至ったのかについて説明しました。 そこで今回は、資格試験の勉強法についてのお話です。 ちなみに、私は主な資格としては「宅地建物取引士」... -
14歳までしか勉強をしなかった私が社会人になってから勉強を始めたきっかけ
この記事は、私が20代後半の頃の話です。 その頃、私は職人(溶接工)をしていました。 そして、その頃から、学生時代に全くしなかった勉強を、取戻すようにして一生懸命勉強をするようになったのです。 勉強のきっかけは、些細な出会いの積み重ねでした。... -
相続専門不動産会社の作り方
不動産会社で独立開業しようとするときに考えることは、「売買仲介をする」とか、「賃貸仲介をする」という程度からスタートすることがほとんどだと思います。 ですが、単に売買仲介をするとか、賃貸仲介をするという方法では、なかなか経営的に難しいとい... -
相手に話を伝えるには、話すぎないことも大事
私は、不動産会社の運営に関する手続きや、不動産流通に関する知識を商品としています。 そのため、このあたりの勉強は、自分にとっての商品開発ですので、日常的に行っており、その分だけ知識は豊富に持っています。 ですが、これがときどき裏目に出て、... -
人間はラクできる方向には簡単に動けるから、せめて自分だけは気をつけよう
以前勤めていた不動産の買取再販の会社での話です。 私は、その会社で不動産調査・契約部門の責任者をしていました。なお、この部門は常時20名前後の社員を抱えていて、その社員たちは、全国にある支店にバラバラに在籍しているという、非常に管理がしにく... -
いい人でいたいという人は、専門家になり得ない
世の中には、どうしても「いい人でいたい」という人がいます。 この「いい人でいたい」という人というのは、どんなに仕事熱心、勉強熱心な人であったとしても「その道の専門家」として第一線で活躍することはできません。 ですから、このような人を社員と... -
サラリーマンの仕事の結果は「運」に左右されている
とある不動産会社の社長が、次のような話をしていました。 「俺は、サラリーマン時代営業成績がトップだったんだけど、あれってしょせんは運が良かっただけなんだよね」と。 「どうしてそう思うんですか?」と質問をすると、次のような回答でした。 「だっ... -
〇〇専門の不動産屋のやりがいと落とし穴
不動産業での新規の独立開業者が、普通に開業してもなかなか勝てなさそうだということで、どこかの分野に専門特化して独立開業をしようとする例があります。 専門特化の例と言えば、次のような形態です。 ・相続専門の不動産会社・店舗専門の賃貸仲介会社 ... -
お客様は神様なのか
お客様は神様です。 と、最初に言ったのがどなたなのかは知りません。 ですが、私自身はお客様が神様だとは思ったことがありません。 そもそも「お客様は神様だ」という言葉は、少し危険だと感じてもいます。 もしも社長が会社でこの言葉をたくさん使用し...