禁酒が仕事にもたらす効果

禁酒生活も1年以上継続できていますので、このあたりで禁酒が仕事にもたらす影響について考えてみます。

なぜ、仕事に関することなのかといいますと、そもそも禁酒のきっかけが「仕事」だったからです。

禁酒をはじめた当時、私は、酒を飲む間も惜しいというほど仕事が忙しく、当時毎日していた晩酌も「酒を飲む時間があったら、少しでも睡眠時間にあてたい」というような状況でした。

それが、禁酒を始めたきっかけです。

ですが、当時の私は、心のどこかでは「酒を辞めることなど不可能だろう」とも思っていたのです。

ところが、いざ禁酒を始めてみると、意外にも禁酒を継続することができ、すでに1年以上が経過している状況です。

では、禁酒で得られた効果について考えてみます。

①100%自分の時間を使えるようになった。
②体重が落ちた。
③睡眠時間が良質になった。
④お酒にとらわれることが無く、精神的に楽になった。

①100%自分の時間を使えるようになったについて

私は毎晩お酒を飲んでいたわけですが、お酒を飲み始めてしまうと、どうしても「頭がぼーっとしてくる」ため、それ以降は勉強をしたり、難しい内容の本を読んだりすることができなくなります。

ですが、お酒を飲んでいなければ、眠気で意識が飛ぶ直前まで、これらのことが可能になります。

お酒を飲み始めてから寝るまでの時間は、少なく見積もっても毎日1時間はありましたので、年間365時間は「頭がぼーっとしている時間」だったことを考えれば、とてつもない効果だと思います。

②体重が落ちたについて

私は、もともとスナック菓子や、菓子パン、スイーツ、カップラーメンも大好きで、毎晩のお酒とともによくお菓子を食べていましたが、禁酒と同時にこれらも断つことにしました。

その結果、体重が禁酒開始から6か月間、毎月1キログラムずつ落ちました。

私は、身長が170センチメートルなのですが、体重が断酒時で72.4キログラムと、少しおなか周りに肉がついていましたが、6か月後には、66キログラム台となり、おなか周りもすっきりしました。

高校生のときの自分の体重が65キログラムだったことを考えれば、40代半ばとなった今の体重が66キログラムというのは、悪くない数値なのではないかと思います。

仕事に限らずですが、どれほど仕事力を高めて社会に貢献できるようになったとしても、また、どれほど資産を持つに至ったとしても、健康でなければ意味がありませんので、無理なく痩せたというのは、本当にうれしい限りです。

なお、先ほどお菓子等も辞めたと書きましたが、お菓子等については、厳密には「自分で買うことを辞めた」というだけで、人からいただくようなものについてはありがたくいただいています。
自分で買わなくなりましたので、以前よりも貴重となり、以前よりもはるかにおいしくいただけるようになりました。

③睡眠時間が良質になったについて

お酒を飲むと睡眠が浅くなることは、以前から自分でも自覚していました。

特に休日などは、本来であれば平日の短くなりがちな睡眠時間の補填として、たっぷりと睡眠時間を確保したいところだったのですが、お酒のせいで明け方には目が覚めてしまうということも多かったのです。

また、週末になると、どうしても気が緩んでしまい、深夜までダラダラとお酒を飲んでしまうということもありました。
これらがなくなっただけでも、睡眠は良質になったと思っています。

ただし、良質になったといっても、私はまだまだ睡眠時間が短いので、この点については、早急に改善をする必要があります。
ちなみに、睡眠時間は平日は4時間。休日は8時間が平均ですが、平日も休日も関係なく6から7時間の睡眠時間を確保すべく改善を図っているところです。

④お酒にとらわれることが無く、精神的に楽になったについて

お酒を飲む習慣があると、夜になると、どうしてもお酒のことを考えてしまうことが多くありました。

夜10時くらいになると、寝る時間(12時)を意識して、お酒を飲みたくなってきてしまうのです。

その結果、本来であれば今日中に済ませておいた方がよいことを明日にまわして、お酒を飲んでしまうということがしばしばありました。

晩酌をしなければ、お酒を飲む時間を確保する必要がなくなりますので、その分だけ時間を有効に使うことができます。

ただし、お酒を飲まないからといって、今日済ませた方がよいことを、明日にまわしてしまうということが無くなるわけではありません。

ときには、自分に負けて明日にまわしてしまうこともあります。
ですが、そのような場合でも、原因は自分の抱えている疲労から、どうしてもやる気が起きないということがほとんどであり、その場合は休息をしなければなりませんので、諦めて休息をとるようにしています。

同じ、「負ける」でも、以前のように「お酒の誘惑に負ける」という理由ではありませんので、精神的にはずいぶんラクです。

以上、今回は禁酒がもたらすメリットについて考えてみました。

禁酒も完全にお酒を断つのではなく「週末だけ飲む」ことや「付き合いのときだけ飲む」ことができれば、そちらの方が良のでしょうが、私は意志が弱く、どうしても「お酒が家にあると飲んでしまう」のです。
また、週末だけ飲むというルールを作ったとしても、平日に「何か良いこと」があったりすると「今日はいい日だから」とか、逆に「何か嫌なこと」がある日は「今日は嫌なことを忘れたいから」とか、何かと理由をつけて飲んでしまうのです。
したがって、私自身がお酒を辞めるには「完全に断つ」の一択しかありませんでした。

何となく始めた禁酒でしたが、せっかくできましたので、仕事を引退するまで続けていきたいと思います。

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この記事を書いた人

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等

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