自分よりも成功している人、恵まれている人はうらやましいのか

皆様の周りにもいるでしょうか。

自分よりも成功している人。うまくやっている人。恵まれている人…。

当然いると思います。

ところで、皆様は、そのような人たちをうらやましいと感じますか。

私は…。

むちゃくちゃ、うらやましいと感じてしまうのです!

もう、うらやましくて仕方がない…。

同年代なのに、既に成功を収めている経営者とか。
生まれた家が裕福な人とか、親が有名人とか、勤務先の会社でなぜか優遇されている人とか。

例を挙げ始めるとキリがありません。

ですが、実は今は「うらやましいという気持ち」はあまり持ってはいません。

何故かといいますと、「うらやましいと感じてしまう気持ちが大きすぎて、精神的につらくなる」からです。

つまり、自己防衛みたいなものですね。

別に、精神修行により煩悩を排除した、みたいなカッコいいものではありません。

でも、考えてもしたかがないとは思うようにはなりました。
「自分のことだけ頑張ろう、それしかない」と。

そして、「いずれ、彼らのように成功したい」という気持ちにもなっています。

そう、先に成功している同年代(又は年下)の経営者たちは、自分の目標になってくれているわけなんですよね。

そして、実は「彼らはとてもいい人」であることが多いのです。

頑張っている他人を見て、その人の成功を妨げるようなことはしない。
いや、むしろ引っ張り上げようとしてくれたりする。
彼らのクライアントの中で、自分に紹介できる人がいれば、積極的に紹介してくれたりする。

彼らのこのような部分も、私には悩ましいわけです。

「自分はいつかこの人たちのように…(いや、それ以上に…)」と勝手に目標(敵対?)にしたりしているのに、彼らは手を差し伸べようともしてくれる。

自分の心は狭すぎるのではなかろうか…と、悩んだり、落ち込んだりもします。

でも、そんな悩みも、今は考えないようにしようと思うに至りました。

自分も彼らに肩を並べられるまでになったら、考えようと。

そのころに自分の心境が変わっていると嬉しいですよね。

なお、私はできるだけ早期に成功したいと焦る一方で、こうも考えます。

それは、できるだけ早期に成功したいということ自体が、自分の本来の目標とは「全く関連のないこと」なのではないかということです。

私の本来の目標についての詳細は、プロフィールページをご確認いただきたいところですが、単的に言うと「88歳までグローバルに活躍する」というものです。

つまり、長期的(死ぬ直前まで)に、世界中を飛び回って活躍したいという目標なのです。

その目標と「できるだけ早く成功したい」という目標は、うまく自分の中で合致していないと思っているのも事実です。

早期に成功している周囲の人たちに過度に影響を受けているのかもしれません。

確かに、早期に成功することは素晴らしいことです。
ですが、早期に成功したいという気持ちが大きすぎると、焦りから「準備不足」のまま事業をスタートさせ、結果的に成功を遠ざけるということになってしまうと本末転倒です。

成功するには、自分の持って生まれた能力や、育った環境も大きく関係するでしょう。
それらを無視して、先に成功している人たちに、できるだけ早く追いつこうとすることは、かえって遠回りになる可能性もあります。
もしかすると大器晩成型の能力かもしれないのです。

ですから、結論としては、自分の持っている本来の目標を見失わずに、自分のやるべきことをきっちりとやりながら、一歩ずつ自分のペースで確実に階段を上がっていくことが、結果として、今の自分ができる最短の成功につながるのだと、最近は考えています。

世の中には、独立開業初月から「売上高〇〇万円達成」みたいな人もいて、自分もそのような人になりたいと思っていましたが、実はそれってそんなに難しくないんですよね。

つまり、独立開業前に「独立後初月で売上高〇〇万円」を達成できるだけの準備をしてから開業すれば良いだけなのです。
大事なことは「開業前の準備の段階」だということですね。

これが人の持って生まれた能力や、環境によって早いか遅いかが変わってくるということなのです。
なお、本来大器晩成型の能力の人なのに、周りの人に影響を受けて焦ってしまい、見切り発車をしてしまうと、独立開業後もなかなか結果が出せずに、鳴かず飛ばずで終わるということになりかねませんので、この点については注意を要します。

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この記事を書いた人

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等

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