毎日少しずつでも何もしない時間を作ろう

このサイトに訪問していただいている方は、不動産業界の経営者か、将来不動産業で独立することを考えている方が多いと思います。

その人たちに共通していることがあります。

それは、皆さんとにかく忙しいということです。

忙しいというのは、活躍しているということでもありますので、大変結構なことだと思います。

ですが、忙しくし過ぎると問題が発生することがあります。

それは、考える時間が無くなるということです。

私の周りには、努力家で勉強家の方も方が多く、大量にインプットをしている方も多いです。

ですが、インプットばかりしているのもよくありません。

隙間なく情報をインプットをしていると、その情報を生かす時間を取れないからです。

人間は、ふとした隙間の時間にアイデアを思いついたりします。

ですが、アイデアも思いつくためには、材料となるインプットが無ければいけません。
そこで、努力家の方は、隙間なくインプットをしてしまうというワナに陥るわけです。

ですが、このインプットばかりしている状況は、例えるならば、パズルでピースばかり集めていて、実際にパズルを組み立てないような状況と似ています。

人間には、インプットした情報(パズルのピース)を、自分の事業に落とし込む(組み立てる)作業が必要になります。

この時間を取らない人が意外と多いです。

ですから、一日のうち少しだけでもいいので、「ぼーっとする(積極的に動かない)時間を作る」ことをお勧めします。

「毎日5時に起きて考える時間を取っている」という方にも会ったことがあります。朝早いのが得意なのであれば、それでもかまわないと思います。

朝早くから活動できると、急な連絡等で考える時間を中断させられることが無くなるので、とても良いとは思います。
ですが、朝が弱い方もいますので、ご自身の状況に合わせてやり方を工夫していただければ良いです。

ちなみに、私の例でいいますと、私はサラリーマン時代、毎朝4時半に家を出て始発電車に乗り、家に帰るのは夜21時過ぎという生活でした。

当時(今でもそうですが)、不動産と英語の勉強をしつつ、最後の2年間は、このサイトの作成にも取り組んでいたので、本当に時間がないという状況だったのですが、ただ一つ「家から駅までの通勤の15分間だけ(往復30分間)だけは、何もインプットの活動をしない」と意識していました。

この時間は、受け身のインプットの時間ではなく、脳を積極的に働かせて物を考える、アウトプットの時間にしようとしたわけです。
その時間を使って、このサイトの構想も思いつきましたので、有益だったと思います。

このアウトプットの時間を持つことによって、インプットした内容を自分の頭の中で再現し、自分の言葉で語れるようにもなります。

ちょうど、インプットした内容と、自分の経験をつなぎ合わせるようなイメージです。

インプットした内容をそのまま口に出すだけでは、あまり相手に響かせることはできませんが、自分の経験と結びつけると、途端に説得力が増します。

なお、現在では、このサイトの記事を書く作業も、私にとっては重要なアウトプットの時間になっています。

私は、現在このサイトの記事を一日1記事ペースで書いており、記事を書くためには、頭の中で構成を練る時間が必要になります。

このサイトの記事は、目安として一記事1,000文字以上で書いているのですが、私の過去の経験(いろいろとうまくいかなかった過去の経験)がなければ、これほど大量の記事は書けないわけです。

そういう意味では、私の中に大量のインプットがあったということでしょう。

なお、今では毎日記事を書いており、大量のアウトプットもしていますので、このアウトプットによって、インプットが自分の中で形となり、自分の口で語れるネタになっています。

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この記事を書いた人

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等

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