ワンピースご覧になられているでしょうか。
私は40代ですが、まだ若かったころに連載がスタートしたワンピースを今でも見ています。
そう考えるとワンピースってやっぱりすごいですよね。
そのワンピースに登場する「悪魔の実」と「覇気」という能力ですが、不動産業の仕事に当てはめると、次のようになると思います。
・悪魔の実=宅地建物取引士を代表とする資格
・覇気=営業力、マネジメント力、英語力、IT力等のスキル
悪魔の実は、覚醒させてこそ本当に強い力が出せるわけで、覚醒させられなければ、大した能力でもない実もたくさんあります。
これを不動産業という視点でとらえてみると、宅建士試験というのは、他の資格、例えば行政書士や司法書士、弁護士等の「悪魔の実」よりも難易度からしてポテンシャルは圧倒的に低く見えます。
ですが、行政書士や司法書士、弁護士等の悪魔の実だって、覚醒させなければ全く力を発揮できない(食っていけない)資格であることに違いはありません。
一方で、もし宅建士資格を覚醒させられれば、一般的な弁護士では全く太刀打ちできないほどの力(稼ぎ)を発揮します。
そういう意味では、宅建士資格というのは、取得しやすい割には「覚醒させやすい資格」ということもいえるのではないかと思います。
今の時代、資格を取得したからといって、食べていける時代ではありません。
それは、取得難易度MAXの弁護士だって同じことです。
確かに、行政書士よりは司法書士、司法書士よりは弁護士の方が、稼ぎやすいということはあるかもしれません。
ですが、たとえ弁護士であっても、取得をすればバラ色の人生という時代では無いのです。
もし、どの悪魔の実を取ったとしても「覚醒させる努力を求められる」のであれば、「宅建士という悪魔の実」を早い段階で取得し、覚醒させることに注力させた方が良いということも十分に考えられます。
続いて覇気についてです。
ワンピースの中には、悪魔の実を食べていなくても、悪魔の実の能力者をも上回る力を持つ者がいます。
その人たちは例外なく強力な「覇気」を持っており、それがワンピースの奥深さ(面白さ)に繋がっているのではないかとも思います。
この覇気ですが、不動産業界に当てはめれば、「営業力に代表される仕事力」に他ならないと思います。
仕事力といってしまうとざっくりしすぎてしまいますが、具体的には次のような能力を指しています。
・営業力
・集客力(マーケティング、コピーライティング)
・マネジメント力
・経理力
・IT活用力
・(英語力)
悪魔の実の能力者でなくても、能力者に勝てるのは、「圧倒的な営業力」がある人だったりしますよね(不動産業界にはこの手のタイプの人はたくさんいます)。
確かに、スキル(覇気)を鍛え上げるだけでも食べていくことはできます。
また、ワンピースの中でも最強クラスのキャラクターが、悪魔の実の能力者ではないという設定がまたすごいですよね。
とはいうものの、ワンピースの話は置いておいて、現実の世界では、不動産業界に身を置くからには、最低限の悪魔の実(宅建士資格)は取得しなければなりません。
なお、従業員という立場の人であれば「営業力」という覇気のみを鍛え上げれば良いかもしれませんが、不動産会社を新たに立ち上げて、経営者となるのであれば、前述した一通りのスキル(覇気)は身につける必要が生じるでしょう。
ちなみに資格(悪魔の実)ですが、現実の世界では複数取得することができますが、単に不動産会社を立ち上げるのであれば、宅建士資格だけを取得すれば十分です。
ときどき、たくさんの資格を取得したがる人がいるのですが、経営者になる場合は、複数資格の取得自体が労力と時間の無駄に繋がる可能性がありますのでやめましょう。
前述のとおり、資格は「覚醒させて初めて力を発揮する時代」になっていますので、覚醒させるための労力と時間の投入ができないのであれば、そもそも取得をするための労力と時間が無駄になるということになります。
※ただし、従業員という立場であれば、資格を並べるだけでも雇用される機会が増えますので、一生従業員という立場でいるというのであれば、資格をたくさん取得する(覚醒は目指さない)ということでも良いかもしれません。
不動産業界で経営者となるのであれば、宅建士資格を取得した後は、宅建士資格を覚醒させるべく努力を積重ね、同時にスキル(覇気)を高める努力をしていきましょう。
持っている資格は「宅建士」だけだけど、スキル(覇気)がバリバリで、かつ、宅建士以外の資格(悪魔の実)も複数取得しているような優秀な従業員を雇用して成功している社長って、真の実力者(海賊王)っぽくて、むちゃくちゃカッコいいですよね。