物件調査時の必須アイテムについて

このページでは物件調査時に必須になるアイテムを紹介していきます。

現地調査編

住宅地図、公図、登記記録、地積測量図、建物図面・各階平面図
あらかじめ準備しておいた住宅地図等一式全て(インターネット上で取得できた役所で取得する書類も含む)を忘れずに持っていきましょう。
初回調査の段階では、A4のクリアファイルにまとめて収納しておけば大丈夫です。
なお、物件調査終了後に調査記録をしまっておくファイルですが、クリアポケットに格納していくタイプのものを選択する方が多いのですが、書類を確認するために都度ポケットから書類を出す作業が加わって遅くなりますので、クリップ式のファイルをお勧めします。

コンベックス(4.5m~6.0m)
10mなどというものも売られていますが、4.5mでも問題ないです。
なお、雨の日等に使用した場合は、水滴をきれいにふき取っておかないと錆びて使用できなくなりますので注意が必要です。

シャベル(園芸用の小さなもの)、スコップ(土木作業に使うような大きなもの)
シャベルは主に境界杭の探索用に使用します。
スコップは、毎回出番があるわけではありませんが、車で調査に行けるときはスコップも積んでおきましょう。
現地調査時に不明点があり、掘ってでも確かめたいときに使用します

デジタルカメラ
デジカメは特に高額なものである必要はありませんが、防水の物を購入するようにしましょう。

筆記用具
筆記用具で最低限必要なのは、鉛筆、黒ボールペン、赤ボールペンあたりです。

現地調査記録
自分用に作成した現地調査記録を用意します。
記憶に頼ると調査モレを起こすことがありますが、記録用紙があることで調査モレを防げます。
なお、赤ボールペンで記入していくと記入箇所が分かり易くなり、見返したときに便利です。

バール、マイナスドライバー
雨水桝、汚水桝、道路側溝等を開けるときに使用します。

ポリタンク
できれば20リットル入るものが良いです。
車で移動できないときは持っていけませんので、必須というわけではありません。
また、水は調査に向かう前に満水にしておきましょう。
下水桝や雨水桝等に水を流して、経路等を確認するために使用します。

軍手、雨具(カッパ、長靴)、飲用水
まず軍手は必須です。。
雨具(カッパ、長靴)は、安いものだとすぐダメになったり、調査中も不快になったりするので、できれば少し高いものを用意した方が良いのではないかと個人的には思っています。
ただし、雨具については頻繁に不動産調査をやらないという方であれば、用意しなくてもよいかもしれません(そのような方は、調査日をズラして晴れている日に調査をすれば良いです)。
飲用水は、夏には必須です。
特に空き家の調査だったりすると、熱中症で倒れたとしても誰にも気づいてもらえない可能性もあり、命にかかわります。少し多めに持っていくことをお勧めします。

名刺
物件調査をしていると隣接地の方に怪しまれて話しかけられたりします。
また、売主の意向にもよりますが、こちらからも隣接地の方や自治会長等に話を伺ったりすることがあります。
その際に必要になります。

役所調査編

役所調査記録
現地調査と同様に、調査モレを防ぐために用意しておきます。
こちらの記録用紙にも赤いボールペンで記載していくと後で分かりやすいです。
私が普段使用している調査記録は、日本全国で使用できるものなので情報量が多いのですが、商圏を絞って営業をしている会社であれば、役所調査記録の内容はある程度絞り込むことが可能でしょう。
なお、現地調査時に持っていたデジカメ(又はデジカメの写真をプリントアウトしたもの)、筆記用具、名刺、現地調査時に持っていた住宅地図等の資料も忘れずに持っていきましょう。

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この記事を書いた人

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等

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