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不動産業における効率的な法律の勉強法
不動産は法律でがんじがらめにされています。 なお、不動産自体もそうなのですが、不動産会社(宅建業者)も宅建業法で細かく規制がなされています。 そのため、本来、不動産会社は、宅建業法をはじめとする法令については、しっかりと勉強をしておかなけ... -
建築基準法第42条の道路についてのポイント
不動産の調査にあたって、道路は最も重要なポイントのうちの一つです。 今回は、この「道路の説明」をできるだけ分かりやすくするという意気込みで解説していきたいと思います。 1.そもそもなぜ道路の調査が必要なのか 重要事項説明書では、建築基準法に... -
書類作成時のテクニックについて
不動産会社では、書類の作成時、公用文における漢字使用等を基準とすることで、社内の文書レベルが統一され、次第に社内の文章作成レベルが向上していく旨の説明を以前しました。 今回は、これらの資料を実際に文章作成時にどのように使用していくかについ... -
重要事項説明書・売買契約書を作成する際の手順について
今回は、重要事項説明書・売買契約書を作成する際の手順について説明していきます。 まず前提として、重説・売契等の書類を作成する際は、作成手順を決めておくことが大事です。手順を決めておくという方法は、現地調査や役所調査等の仕事全体に共通する、... -
文書表現を社内で簡単に統一させるヒケツ
不動産業では、さまざまな書類の作成が日々行われています。最近では、ワードやエクセルを使用して書類を作ることが普通であるため、どの会社でも書類作成時の漢字使用等について、作成者ごとにばらつきが出てしまう傾向にあるようです。最悪の場合、どん... -
不動産物件調査担当者に求められる3つの能力
不動産物件調査担当者には3つの能力が求められます。その能力とは次のとおりです。 ①調査能力②書類作成能力③営業力 ①調査能力について不動産物件調査は、現地調査や役所調査といった外出しての調査が必要になります。特に現地調査では、作業着を着て現地に... -
不動産物件調査担当者にとって最も大切な能力
不動産調査を行うことはタイヘンです。 不動産物件調査をしっかりと行うためには、次の能力が高度に備わっている人である必要があります。 ①不動産や法律に関する「知識」②多くの物件を見てきたという「経験」③一日中外を駆け回ったり、穴を掘ったりする「... -
騒音を発生させる施設に関する注意点
住宅を購入する場合、周辺の環境はとても重要になります。その周辺の環境の中でも、今回は「騒音」に焦点を当てて説明していきます。 ①子供(学校、幼稚園・保育園、公園等)子供の声は好きだという人もいれば、騒音としか思えない人もいます。後者の人に... -
不動産担当者の日本語学習のススメ
不動産会社は契約書や合意書など、法的な書類をたくさん作成します。 そのため、私は定期的に「日本語」についても学習する時間を設けています。 日本語というと、日本生まれ、日本育ちの日本人のほとんどの方にとって、読み書きはできて当たり前のもので... -
不動産会社における「法律」の学習方法について
不動産取引を深く理解するためには、法律の学習は欠かせません。ですが、法律の勉強を苦手とする人も多いです。 今回は、不動産業界における法律の学習方法について説明していきたいと思います。まず、全ての契約の根底にあるルールは「民法」です。 です... -
合意書を取得するときに大事な心構えについて
不動産業は不動産という高額で重要な資産を取り扱うために、隣地や接面道路等の所有者から取得しなければならない書類が多い仕事です。 取得する書類と言えば具体的には次のような書類があげられます。 ・境界確認書・合意書・通行掘削承諾書 これらの書類... -
協定書を作成する際の注意事項について
協定書を作成する際の注意点について説明します。 協定書が登場する場面は、主に「通路」の使用等に関する取り決めをするときです。通路とは、建築基準法上の道路ではない「道路形状をした土地」のことです。道路形状をしていますが、いわば他人(又は共有... -
通行掘削承諾書、私設管使用承諾書を作成する際の注意事項について
通行掘削承諾書、私設管使用承諾書を作成する際の注意事項について説明します。 ・通行掘削承諾書について通行掘削承諾書で取り決める主な内容は次のとおりです。 ①無償での通行(車両を含む)を承諾してもらうこと。②掘削が必要になる場合は、掘削を承諾... -
合意書を作成する際の注意点について
合意書を作成する際の注意点について説明していきます。 合意書は、主に、調査対象物件に越境があった際に、すぐにその越境を解消することができない場合に、「将来その越境物の解体等の際に、越境を解消する」旨の取り決めを行う場面で登場します。 合意... -
合意書、道路通行掘削等承諾書、私設管使用承諾書、協定書について
不動産の取引では、重要事項説明書、売買契約書以外にも調査対象物件によって必要になる書類があります。 その中でも重要度が高い書類が「合意書」「道路通行掘削等承諾書」「私設管使用承諾書」「協定書」です。今回は、それぞれの書類がどのような目的で... -
【不動産契約】クーリング・オフに関するポイントについて
今回はある不動産会社における先輩と後輩の会話形式で、クーリング・オフ制度について説明していきます。 後輩:先輩、クーリング・オフ制度について少し確認をしておきたいのですが、今日の夕方契約が決まったんです。 先輩:売買なんだよね。買主は非宅... -
動産物がある場合の注意点について
売買対象物件に動産物がある場合、その動産物の処分をどうするのか(売主が行うのか。買主が行うのか)について取り決める必要があります。 なお、買主が宅建業者の場合で、物件取得後に建物を解体するようなパターンであれば、動産物は「買主の責任と負担... -
土地の一部を分筆して売買するときの流れ
土地の一部を分筆して売買するときの流れは次のとおりです。 ①一筆の土地のうち「どの部分」で分筆するのかを決める。②大まかな地積を計測する。③契約をする。④確定測量をする。⑤分筆登記をする。⑥決済をする。 ①一筆の土地のうち「どの部分」で分筆をする... -
【重説】公道・私道の考え方について
今回は「公道」と「私道」の考え方について説明していきます。 この公道と私道ですが、法律で明確に定義されているものではありません。ただし、何となくの考え方はあります。それは「所有」の観点から考えていく方法と、「維持・管理」の観点から考えてい... -
手付金についての注意点
不動産の契約の際は、手付金の支払いが行われるというのが一般的です。 この手付金をいくらに設定するかですが、特に支障等がなければ、売買価格の1割とすれば良いでしょう。 ただし、売主が宅建業者の場合には、手付金の額や授受の時期等に制限がありま... -
都市計画施設がある場合の調査について
都市計画施設には公園、緑地、河川などさまざまなものがありますが、通常の不動産調査で登場するのは「都市計画道路」ですので、今回は、都市計画道路に限定して説明をしていきます。 都市計画道路は、「近隣にある場合」と「調査対象物件の敷地にかかって... -
水害ハザードマップにおける当該宅地建物の所在地について
重要事項説明書における水害ハザードマップの説明について、間違えやすい部分について説明していきます。 ①重説で説明が必要になる水害ハザードマップについて重説で説明が必要になるハザードマップは次のとおりです。市町村が提供するものであり、かつ、... -
重要事項説明に関する法令等違反あるある
重要事項の説明について、やってしまいがちだけど、絶対やってはいけないこと(宅建業法違反)について説明します。 ①重説を実施するタイミング重説は必ず契約の成立前までに行わなければなりません。たとえ買主が「物件のことはもう分かっている」と言い... -
【重説】登記記録に記載された事項の欄について
登記記録に記載された事項の欄の記載方法について説明します。 原則としてこの欄は、登記記録に記載されている内容をそのまま転記するだけですので、あまり難しいことはありませんが、記載にあたりいくつか注意点があります。 1.全体をとおしての注意事...
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