リプロコンサルを効果的に使っていただけるのは、どちらのタイプの方か(あなたはどちらのタイプ?)

リプロコンサルでは、不動産の物件調査や重説・売契の作成をサポートしたり、不動産会社の設立や運営に関する許認可、その他人材育成等のサポートをしています。

そのため、人に何かを説明することが多いです。

ちなみに、何人もの人に業務に関する説明をしていると、聞き手には大きく分けて次の二つのタイプの人がいることに気づきました。

①こちらの話をよく聞いて、一生懸命理解してくれようとするタイプ
②良く分かっているような態度でうなずくが、全然理解できていないタイプ

①こちらの話をよく聞いて、一生懸命理解してくれようとするタイプについて

まずは、とにかくこちらの話をよく聞き、一生懸命理解をしてくれようとするタイプです。
このタイプの人たちは、こちらも話している際に、相手が理解していないところが分かるので、再度その部分について説明ができるので、こちらも安心できます。
また、何度か説明しても理解が難しそうな場合には、後日書面にして出すなどの対応も可能になります。
中途半端に知識がある人などは、なかなかこの態度を取ることはできず、どうしても知ったかぶりをしがちになるのですが、「分からないことを分からないとはっきりと言える人」というのは、「自分の仕事(不動産の営業等)はしっかりとできるという人がほとんど」ですので、こちらとしても、このような人は心の底からリスペクトできます。

②良く分かっているような態度でうなずくが、全然理解できていないタイプについて

こちらが説明していると「あー。分かります。分かります」という態度でうなずく人がいます。
この態度の人のほとんどは「実はよく分かっていない」です。
そもそも、私の話を聞いて「分かってる、分かってる」という態度なのであれば、初めから自分でやれば良いのです。
それを、私に連絡をしてきて、わざわざ時間を取って会う時点で「よく分からない」のは確実なのですから、知ったかぶりをしないで、聞きたいことを聞けばよいのです。
ちなみに、このタイプの人は、業界経験が長い人に多い傾向があるのですが、普段から「何となく」仕事をしているため、知識量が業界経験に比して少ないということが多いです。

この面談の時点で、私は、相手方が②のタイプの方だと判断される場合には、できるだけ仕事を引き受けない方向に話を持っていくようにしています。

なぜかと言いますと、「分かってる。分かってる」の態度の方は、いざ仕事を受任しても、結果を出すことが難しいからです。

これが「会社設立」や「許認可」のような業務であれば、実際に会社ができあがったり、宅建免許が取得ができた時点で、業務完了となるので「結果が出せるのでは?」と思われるかもしれません。

ですが、私の場合、私が関わって不動産会社を設立していただいたからには、設立後の成功にも貢献したいという思いから、設立後も積極的なサポートを行いますので、初めから長期に良好な関係を持てる方のみを対象としてお客様となっていただくことを目指しているのです。

また、単に「不動産会社を設立したい」「宅建免許を取得したい」というだけの方であれば、私よりも「もっと安く、早く」これらの業務を行っている士業事務所もありますので、そちらの方がお客様にとってメリットがあるようにも思えます。

いずれにしても、私の価値は「不動産会社を設立した後」にありますので、設立後のことについても「あー、知ってる。知ってる」という態度の方だと、もし仮に分からないことがあったとしても、なかなか私に質問もできないでしょうし、そうなると私の価値は感じにくいと思います。

ですから、繰り返しになりますが、私を最も有効に使っていただくお客様としては、「この件については、私は分かりません。教えてもらえますか。」と「素直」に「どんどん」質問をしていただけるような「営業には自信があるんだけど、法律や書類作成は苦手な社長」が一番ということになります。

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この記事を書いた人

・略歴:会社員時代、調査・契約部門のトップを6年間にわたって務め、直接かかわった売買は5,000件以上です。また、調査・契約の専門職員や営業社員を全国で100名以上育成しています。
・保有資格:宅建士、行政書士、簿記、FP、TOEIC等

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